日本の風土は明確な四季とそれに併せた行事や祭りがあり、草木、山や岩などの自然界には精霊が宿ると言う古来より畏敬の文化、アニミズム思想が慈愛と敬虔な習慣となり、「立春」「夏至」など24節気や「東風解凍」など72侯を大切に育み、一方では科学技術の先進国として世界を先導する立場にあります。
世界中を見渡すと食糧難、飢饉に苦しむ人々や自然災害、感染症、社会不安などの環境の劣悪に苦しむ国々も多く、ナショナリズム(自国優先)からの脱却と地球全体でのグローバリズム(地球主義)の時代を迎え、国連加盟国すべてが目標とした「SDGs(2015~2030 人類が暮らし続けて行くための取組むべき17項目の目標)」に当会は賛同し、個々人での小さな活動もいずれは大渦となると「モリンガランド構想」数年前からを立上げて来ました。
国策でもある遊休農地活性化対策(農林省)や世界食糧飢饉指定項目(国連WFP)などに賛同して、当会は数年前より「食料自給率増進支援事業」として農家さんのご協力で耕作放棄地を試験農地に認定し、モリンガの試験栽培を行っております。 この「モリンガランド構想」は「カーボンニュートラル目標(CO2削減策)」「栄養効果、加工食品への多用」など数々の有利性を最優先課題と位置付けモリンガランド・プロジェクト実行委員会として活動を継続して参ります。
Agriculture (1970・アグリカルチャー/農耕文化の再認識)、Lohas(1991・ロハス/質実剛健、無駄の無い生活指向)、Onehelth(1998・ワンヘルス/人、動物、生態系すべての健康)など縷々の取組みがありますが、生活習慣病予防学術委員会は環境と健康に結びつく世界的視野で協賛企業や会員諸氏のご理解を得て邁進してゆきます。
生活習慣病予防学術委員長
細川 淳一
筑波大学名誉教授
国際食品機能学会会長
東京大学大学院博士課程修了(健康科学・衛生学・環境保健学)